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本番想定し準備着々 きょうメキシコと強化試合

スポーツ | 神奈川新聞 | 2016年11月10日(木) 02:00

 来年3月開催の第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界一奪還を目指す野球日本代表が10日から東京ドームでメキシコ、オランダとの強化試合に臨む。小久保監督は9日、記者会見で「WBC前の最後の強化試合。本番を見据え、勝つための試合をしたい」と抱負を述べた。

 10、11日にメキシコ、12、13日にオランダと対戦が組まれ、10日の初戦はソフトバンクの武田が先発する。

 日本代表は9日、東京ドームで練習を行い、投手陣は米大リーグの球場のような硬い土に変えられたマウンドの感触を確かめた。

★筒香「勝つため全力」
 来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)につながる強化試合を前にしても、横浜DeNAの主砲筒香はシーズンと変わらず泰然自若としている。

 兄貴分と慕う中田(日本ハム)らと同じ組で臨んだメキシコ戦前日のフリー打撃では、普段と同じく逆方向から打球をはじき返す。バットの感触を確かめながら徐々に力を解き放ち、右翼上段へもたたき込んだ。日本の4番として期待される24歳の準備は万全だ。

 クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージで敗退した10月15日以来となる約1カ月ぶりの公式戦。小久保監督が「大切な4日間にしたい」と力を込める強化試合に向けて、筒香も「来年のWBCに向けて本当に大事な4試合」とその重要性を理解している。

 指揮官はメキシコ戦の打順について明言を避けたが、昨年11月の国際大会「プレミア12」で4番を張った筒香は当然候補に名が挙がる。最有力とみられる左の若きスラッガーは「周りはすごい選手ばかり。後ろにつなぐような打撃ができたらいい。監督さんに言われたところで、勝つために全力で頑張る」と勝利だけを見据えている。

 3位に終わった「プレミア12」の後、筒香はこう言っていた。「4番はチームで一番信頼される打者が座るもの」。あれから1年、今シーズン44本塁打、110打点をたたき出した和製大砲にはその資格が十分にある。


打撃練習の合間に、笑顔を見せる日本代表の(左から)菊池、中田、筒香=東京ドーム
打撃練習の合間に、笑顔を見せる日本代表の(左から)菊池、中田、筒香=東京ドーム
 
 

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