3日の柏戦で左目を負傷し、全治3週間と診断されたJ1川崎のFW小林悠が7日、史上5クラブ目のリーグ連覇が懸かる10日のアウェーC大阪戦の勝利を仲間に託した。
フロンターレのエースはC大阪戦に加え、24日のFC東京戦の出場も難しい状況だ。この日、川崎市内のクラブハウスを訪れた小林は「(優勝を決める)ピッチにいられないのは悔しいし、切ない」としながらも、「みんな大して気にしていなかったので、平常心でやってくれると思う」と気丈に話した。
左眼窩底(がんかてい)骨折と診断され、現在は目が真っ赤に充血した状態。「骨折しても(試合を)やれるならいいと思ったけれど、何もやってはいけないと言われた。(物が二重に見える)複視が治れば大丈夫そう」と説明した。
試合中に交錯した柏のDF中山雄太からは電話で謝罪を受け、「ピッチ上のことだから仕方がない。次すぐに試合があるから頑張ってね」と伝えたという。
すでに患部を保護するフェースガードが完成したといい、来月1日にホームで行われる今季最終戦の出場については「そうなればいいと思う」と意欲を見せた。