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日本代表・古賀、島村に注目 
NEC、初代王者へ決意 バレーボールVリーグ3日開幕

スポーツ | 神奈川新聞 | 2018年11月1日(木) 10:20

10月の世界選手権で活躍し、今シーズンの鍵を握るNECレッドロケッツの古賀紗理那(左)と島村春世の両選手=川崎市中原区
10月の世界選手権で活躍し、今シーズンの鍵を握るNECレッドロケッツの古賀紗理那(左)と島村春世の両選手=川崎市中原区

 バレーボールの新リーグ「Vリーグ」女子が11月3日に開幕する。川崎市中原区を拠点にするNECレッドロケッツは、東京・駒沢体育館でデンソーエアリービーズとのオープニングゲームに臨む。昨季のプレミアリーグ5位からの巻き返しを図るレッドロケッツの注目は、10月の世界選手権で活躍した日本代表の古賀紗理那(22)、島村春世(26)の両選手。創部40年の節目のシーズンとなる今季は、リーグも川崎の街も熱くする覚悟だ。

 世界の強豪と渡り合ったが、目指したメダルには届かなかった。2020年東京五輪のエース候補として期待される180センチの古賀選手はスパイク、ブロック、サーブを合わせた「ベストスコア」で5位に入った。

 名実ともにエースへと歩みを進めているが、古賀選手は「大会を通して点数は取れたが、強豪国相手には通用しなかった。もっと精度や質を高めるため、一日一日を大切にしたい」と新シーズンへの決意を語った。

 今季から金子隆行監督が就任。「全員で守り、攻めるバレー」を標榜(ひょうぼう)し、ブロックの強化などを進めてきた。島村選手は「昨季はチームの成績も良くなかったし、私も納得のいくプレーができなかった。今季はブロックとサーブに注力してやっていく」とうなずいた。

 代表活動でチームを離れる時間も長く、古賀選手は練習や食事中のチームメートやスタッフとのコミュニケーションを大切にしているという。「バレーは性格が表れるスポーツ。雑談でもいい。会話をすることで仲間を理解していきたい」と意識的に呼吸を合わせることにも努めてきた。

 より地域との密着を打ち出している新リーグの幕開けだ。Jリーグの川崎フロンターレ、Bリーグの川崎ブレイブサンダースといった同じ川崎に本拠を置くチームが気になるという古賀選手は「勝つことが目的だけど、お客さんに『力が湧いた』と言ってもらえるようなバレーをしたい。バレーも、川崎も盛り上げたい」と意気込む。もっと地域の人に応援され、認知度を高めることが不可欠と自覚する。

 地元の市立橘高校(中原区)出身の島村選手も思いは同じだ。「チームが苦しいときの1点は自分が取って助けたい。初代チャンピオンになるために準備したい」。勝利を重ねることで注目を集め、ホームアリーナでバレー観戦を楽しむ人たちが増えることを願っている。

 ◆Vリーグ 男子は3部制、女子は2部制に再編された。各チームが試合興行権を持ち、ホームタウン化を進めるため、本拠地での試合が増える。女子は1部が8チームから11チームとなり、東6チーム、西5チームのカンファレンス制を導入。2回戦総当たりと東西交流戦で争い、プレーオフを経て来年4月に決勝を行う。東地区のレッドロケッツは川崎市とどろきアリーナで4試合、大田区総合体育館で2試合のホームゲームを開催予定。

 
 

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