
未曽有のウイルス禍での部活動再開を控え、県内の学校現場では新たな指導のあり方を模索する動きが広がっている。横浜隼人中高女子卓球部の岸昌宏顧問(41)は密閉、密接が懸念される屋内競技の課題を踏まえつつ、県教育委員会のガイドラインの下で可能な練習方法を提案。県高体連などとも議論を深め、安全性と競技力向上の両立につなげたい考えだ。
部活再開、指針に特例も 県教育長「3年生の思い実現を」
6月1日からの学校再開に向けて県教委がまとめた指針では、部活動について「時差通学・短縮授業」が始まる同29日から5段階に分けて活動時間や内容の制限緩和を示している。
岸顧問の私案は、県教委や日本卓球協会のガイドラインに準拠しており、活動再開から1週間程度はサーブ練習を基本とし、卓球台1台につき2人までに制限している。