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ボクシング・花形 5度目の挑戦 女子世界戦アトム級

スポーツ | 神奈川新聞 | 2018年9月29日(土) 02:00

5度目の世界戦挑戦で悲願の王者獲得を目指す花形=花形ジム
5度目の世界戦挑戦で悲願の王者獲得を目指す花形=花形ジム

 ボクシングの花形ジム(横浜市都筑区)所属の花形冴美(33)=横浜市旭区出身=が29日、国際ボクシング連盟(IBF)女子世界戦アトム級王座決定戦で黒木優子(YuKO)と対戦する。女子プロボクサーのパイオニアはこれが5度目の世界挑戦。同1日には同ジムの齊藤裕太が日本タイトルを獲得し、勢いに乗る。花形も「自分を信じて闘う」と全身全霊でベルト奪取に挑む。


「運命」の5度目へ


 2007年に女子部門を創設した日本ボクシングコミッション。花形は女子プロボクサーの“第1期生”だ。ただ、周りを見渡せば「自分が闘ってきた相手も結構辞めてしまった」と花形。自身も、気付けばデビュー戦から10年がたっていた。

 昨年7月。「進退を懸けて」臨んだ世界ボクシング機構(WBO)女子アトム級タイトルマッチで4度目の世界戦に挑んだが、引き分けで惜しくも王座獲得を逃した。

 「いま思えば、頑張ってきても負けた事実があると不安になるというか。過去に引きずられ、自分を信じ切れなかった」。ジムでも屈指の練習量を誇るが、昨年末は失意で2カ月も顔を出さなかったという。

 しかし、悩み抜いた末に出した答えは現役続行。「覚悟を決めて大学を中退してまでこの世界に飛び込んだ。途中で投げ出したくない」。何よりも「継続は力なり」を体現し、5度目の挑戦で世界王者になった花形進会長(71)が奮い立たせてくれた。

 黒木は元世界王者のサウスポー。過去1勝1分けで、こちらに分がありそうだが「前回の対戦は5年前。その時のイメージは持っていない」と油断はなし。左利き選手とのスパーリングを200ラウンド以上こなし、周到な準備で迎え撃つ。

 期待されながらも結果が出なければ、支援者が減ってもやむを得ない厳しい世界だ。だが、底抜けの明るさと目標へ一心不乱に突き進む姿に共感する花形のファンは今も増え続けているという。

 不屈の33歳は師匠から受けたリングネーム「花形」を誇りに決意を込める。「5度目の挑戦は会長と同じ。これはドラマというか、運命だと思って『ここでなるべくしてなる』」。自分のために、仲間のために-。全ての思いを拳に宿す。

 はながた・さえみ 花形ジム。OPBF女子東洋太平洋ミニフライ級王者。中学時代はサッカー、高校時代はハンドボールで活躍。医者を目指して北里大に進学したが、東大ボクシング部OBの父の影響で中退し、競技に没頭。日本ボクシングコミッションの女子解禁となった2008年3月のプロテストで合格。25戦14勝(7KO)7敗4分け。横浜市旭区出身。33歳。

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