世界への登竜門として知られる国内最高峰のジュニア大会「全日本ジュニアテニス選手権」の、12歳以下の女子ダブルスで頂点に立った横須賀市立池上中学1年の金巻知里さん(12)=同市金谷=が27日、市役所を訪れ、上地克明市長に優勝の喜びを報告した。
1929(昭和4)年に始まった同選手権の歴代優勝者には、世界で活躍する錦織圭選手や伊達公子さんらが名を連ねる。金巻さんは今月大阪府で開かれた大会で、横浜市の小学6年北原結乃さんとペアを組み、24組が出場した女子ダブルスを勝ち抜いた。
金巻さんは4歳でテニスを始め、現在は「葉山テニスクラブ」(横須賀市池上)に所属し、練習に励む。優勝を「自分の思うようなプレーができた。北原さんとしっかり話し合って楽しくできた」と喜んだ。
瀬川雅コーチ(43)は金巻さんの強みを「駆け引きのうまさと思いっきりの良さが持ち味」と話し、「将来が楽しみ」と目を細めた。
将来の目標について、金巻さんは「周りの人に面白いと思ってもらえるようなプレーをしたい。いろんな人から応援してもらえるような選手になりたい」と語った。