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【県高校総体・競泳】競泳女子200バ、1年泉原(日大藤沢)制す

スポーツ | 神奈川新聞 | 2018年6月25日(月) 02:00

【女子200メートルバタフライ決勝】2分13秒06で優勝した泉原(日大藤沢) =横浜国際プール
【女子200メートルバタフライ決勝】2分13秒06で優勝した泉原(日大藤沢) =横浜国際プール

 第56回県高校総体兼全国高校総体(インターハイ)県予選会(県高体連など主催、神奈川新聞社など後援)は24日、競泳やバスケットボール、剣道などで熱戦を展開した。

 競泳最終日は男女決勝12種目などが行われ、女子200メートルバタフライは泉原凪沙(日大藤沢)が2分13秒06で優勝。男子200メートル平泳ぎは深沢大和(慶応)が2分13秒28で制した。2人は大会最優秀選手に選ばれた。

 バスケットボールは男女決勝リーグが行われ、女子は3連勝したアレセイアが2年連続2度目の優勝を飾り、男子も桐光学園が3戦全勝として2年連続5度目の頂点に立った。

 剣道女子団体は桐蔭学園が2年連続12度目の優勝を果たした。

大会新届かず悔し涙


 好記録にも思わず悔し涙があふれた。女子200メートルバタフライを制した1年泉原(日大藤沢)は、ゴール直後に電光掲示板へ視線を送る。大会記録に0秒08届かず、隣のレーンを泳いだ先輩の高坂に抱き付いて肩を震わせた。「最低でも大会新を狙っていた。力不足です」と笑顔はなかった。

 昨年の全国中学校大会チャンピオンは、スタートから一度も首位を譲らない。身長161センチと決して大きくはないものの、「キックが強いから体が沈まない」と植村弘顧問。大きなストロークで推進力を高め、後続と差を広げた。「自分のタイムのアナウンスを聞きながら泳いでいた」というほどの余裕ぶり。「でも最後は少しタイムが落ちてしまった」と振り返った。

 得意種目は前日に100メートルで初優勝を飾った背泳ぎだ。鶴ケ峯中時代の昨年は日本選手権でも決勝で6位に食い込んだ。バタフライは中学2年の終わりから本格的に始めたばかり。伸びしろは十分だろう。

 デビューを飾った県総体でいきなり大会最優秀選手に選ばれ、「チームで戦える大会はいいなって思った。でも記録を破れなかった悔しさはインターハイで晴らします」。東京五輪出場を夢見る15歳。負けん気の強さは成長曲線を描く上で最も重要な要素だ。

男子200平、深沢(慶応)堂々2冠


 堂々の2冠達成だ。男子200メートル平泳ぎの深沢が前日の100メートルに続き、同じ慶応3年の佐藤や山尾(桐光学園)との争いを制した。


【男子200メートル平泳ぎ決勝】2分13秒28で優勝した深沢(慶応)
【男子200メートル平泳ぎ決勝】2分13秒28で優勝した深沢(慶応)

 50メートルを過ぎて首位に浮上すると、あとは引き離すだけ。狙っていた大会新には及ばなかったが、後続を3秒以上離して悠々とフィニッシュ。「悔しさもあるけど、優勝という目標は達成できたので良かった」と胸をなで下ろした。

 4月の日本選手権は、高校生で唯一準決勝に進出。渡辺一平(早大)ら第一線の選手に食らい付き、自己ベストをマークするも「自分に劣る部分がよく分かった」。トップ選手並みのストローク回数に減らしながらスピードを維持できるフォームに改良した。

 今夏は2年ぶりにジュニアパンパシフィック選手権(8月・フィジー)に出場する。好調を維持するスイマーは「優勝を目指したい」と高らかに宣言した。

大会記録更新の圧勝


 最終種目の女子400メートルリレーは、日大藤沢が大会記録を1秒以上更新する圧勝だった。

 2番手の1年栗山で首位に浮上すると、3番手は3年佐々木。個人メドレー2種目で大会新記録を出した2冠の主将は「疲れて体が思ったより動かなかったけど楽しめた」。最後は50、100メートル自由形王者の大内が差をさらに広げてゴール。「(佐々木)杏奈ちゃんの(県総体)ラストレースだったから頑張りました」と笑顔を振りまいた。

 学校対抗得点でも他校を大きく引き離して優勝。佐々木は「本当にすごいチーム。インターハイも優勝を狙いたい」と力強かった。

 
 

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