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最強の称号奪い取る 柔道・渡名喜風南

スポーツ | 神奈川新聞 | 2020年3月31日(火) 11:00

柔道・渡名喜風南(共同)
柔道・渡名喜風南(共同)

 柔道の東京五輪女子48キロ級代表に内定した渡名喜風南(パーク24、相模原市出身)。ライバルひしめく狭き門を突破し、ひのき舞台への挑戦権を手中に収めた。女子の最軽量級は2004年アテネ大会で谷亮子が2連覇を成し遂げて以降、金メダルから遠ざかっている。「柔道王国」の誇りを胸に、炎のごとき闘争心で王座奪還へ向かう。【2020年3月20日紙面掲載】

 倒さなければならない相手がいる。越えなくてはならない壁がある。

 五輪会場の日本武道館は異様な熱気に包まれていた。昨夏の世界選手権女子48キロ級決勝。五輪本番で使用される青色の畳で再戦したのは、前年に史上最年少の17歳で初制覇した世界ランキング1位のビロディド(ウクライナ)だ。

 長身172センチで懐が深い相手の圧力を受けて後退すれば、長い足が絡む大外刈りが待っている。渡名喜は序盤から「前へ前へ」と積極的に出たものの、組み手から思うような技を仕掛けられない。結果的に払い腰の「技あり」を決められ屈した。試合後は目を真っ赤に腫らし、口を一文字に結んで言い訳はなし。相手を疲弊させ、2度の指導を奪った後半の粘りに強敵との差が縮まったことも実感できた。

 彗星(すいせい)のごとく現れた世界女王は、間違いなく東京五輪でも渡名喜の前に立ちはだかるだろう。“前哨戦”で宿敵に2連敗した意味は小さくない。それでも渡名喜は「自分自身をコントロールできれば、どこかで勝つチャンスはある」「(長身選手対策で)相手がやってくることを嫌がらず、前へ出ることが今の課題」と本番を見据える。

 世界選手権1度、グランドスラム(GS)4度制覇など世界トップクラスの実力に疑いの余地はない。

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