横浜カントリー&アスレティッククラブ(YC&AC、横浜市中区)は2日、創立150周年を祝い、東京大学野球部OBと市立横浜商業高校(Y校)野球部OBとの野球の記念試合を行った。
同クラブは外国人専用のスポーツクラブとして設立。1896年5月に現在の東大教養学部の前身である旧制第一高等学校とYC&ACが日本で初めて野球の国際試合を行った。観戦していたY校の生徒に東大の選手からバットとボールが贈られたことが、Y校野球部発足のきっかけになったという。
記念試合は、第1試合でY校OBが6-4でYC&ACに勝利。第2試合はYC&ACが16-4で東大OBを破った。同クラブ理事長の細貝貞夫さんは「日本野球の原点に関われたことは、今でも3チームにとって誇らしく、特別な関係を続けられて光栄」と話している。