関東高校大会県予選は4日、県内各地でバスケットボール、柔道、新体操、空手道などで熱戦を繰り広げた。
新体操は女子個人総合で坂本美彩(光明相模原)が初優勝を飾った。
場数の違い見せつけ
新体操の女子個人総合で、光明相模原の1年坂本が優勝。種目別のフープ、ボールでトップに立つ圧巻の演技だった。
新町中3年時の昨夏に全国大会7位、全日本ジュニア選手権9位の実力者だ。高校デビュー戦で当然、周囲の視線も向けられる。重圧になるかと思いきや「みんなに注目してもらえる中で演技できるのも楽しい」と場数の違いを見せつけた。
小学1年時に「楽しそう」とジュニアクラブで競技をスタートし、着実に力を付けてきた。ダイナミックでしなやかな動き。さらに情感豊かな表現力も兼ね備え、この日はフープもボールも「大きなミスなくできた」と納得の笑みを浮かべた。
ロンドン五輪・新体操団体代表だった深瀬菜月は、光明相模原のOGだ。坂本自身も「いつか大きな舞台で活躍できたらいいけど、まずは関東大会やインターハイで活躍したい」と謙虚さを失わない。
次世代の新星は「これからどんどん良くなっていくところを見せたい」と大きな一歩を踏み出した。