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桐蔭が春連覇 全国高校選抜ラグビー

スポーツ | 神奈川新聞 | 2018年4月10日(火) 02:00

2連覇を遂げ、喜ぶ桐蔭学園フィフティーン=熊谷スポーツ文化公園陸上競技場
2連覇を遂げ、喜ぶ桐蔭学園フィフティーン=熊谷スポーツ文化公園陸上競技場

 ラグビーの全国高校選抜大会最終日は8日、埼玉・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で決勝を行い、神奈川代表の桐蔭学園が46-26で大阪桐蔭を下し、2連覇を遂げた。

 桐蔭は、前半12分にWTB西川のトライで逆転。その後もフォワード・バックス一体の波状攻撃を続け、SH小西が3トライを奪うなど前半を29-14でリード。風上に立った後半も攻撃の手を緩めず、プロップ鈴木の3トライなどで快勝した。

展開力で冬の雪辱


 主将のSH小西が挙げた3トライが、大阪桐蔭ディフェンスの混乱ぶりを象徴していた。

 1月の全国大会準決勝で同校に屈した桐蔭学園は雪辱を期して臨んだ一戦。前半5分に先制されたが、同12分にWTB西川のトライで逆転して主導権を奪い返した。

 強力FW陣を擁した昨年度のチームと比べ「今年は(体は)小さいけれど、スキルがある」とプロップ鈴木。バックス経験のある複数選手がFWに入り、走力や連係面で持ち前の展開ラグビーに新たな推進力が加わった。

 小西が「FWが走り込んでミスせず継続できた」と振り返るように、相手の注意がFWに向けられたことで、ラックサイドなど自身の前にスペースが生まれた。

 今大会は準々決勝で強豪の東福岡を11年ぶりに撃破。予選リーグを通じ1試合平均9・5トライの攻撃力で「東の横綱ここにあり」を誇示した。

 大阪桐蔭に7-12で惜敗した花園の苦い記憶。チームは試合終了間際に約8分間も懸命にマイボールをつないだが逆転できなかった。「今でも思い出す」(鈴木)という届かなかった1トライから新チームは始まった。

 今年はチームスローガンに「磨」を掲げる。小西は「(花園で)優勝できなかったのなら、自分たちはそれを超える努力で磨かなければいけない」と気を引き締める。春の連覇は、冬の頂点への確かな一歩となった。

一生懸命やった結果
 桐蔭学園・藤原秀之監督(50)の話 選手が一生懸命やった結果で、2連覇はうれしい。(相手ディフェンスが)FWに目がいってくれていたので、その分スペースが空いた。自分たちが何を伸ばしていくべきか、何が強みなのかが明確になった大会だった。

 
 

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