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スポーツクライミング全種目制覇 丹沢に体験施設誕生へ

スポーツ | 神奈川新聞 | 2020年2月23日(日) 14:00

工事が進む「はだの丹沢クライミングパーク」。右手前の灰色の建物がボルダリング施設=秦野市戸川(同市提供)
工事が進む「はだの丹沢クライミングパーク」。右手前の灰色の建物がボルダリング施設=秦野市戸川(同市提供)

 秦野市は4月、県立秦野戸川公園(同市戸川)内に、スポーツクライミングのボルダリング施設「はだの丹沢クライミングパーク」をオープンする。公園内にある「県立山岳スポーツセンター」には、管理する県がリード用の人工壁を改修。さらにスピード用の人工壁を3月までに整備する予定で、スポーツクライミングの全種目を体験できる場所が誕生する。

 スポーツクライミングにはボルダリング、リード、スピードの3種目があり、東京五輪の新競技に選ばれている。ボルダリングは、突起物を取り付けた人工壁を登る競技だ。

 市は公園内の戸川広場に、平屋建ての施設(延べ床面積約460平方メートル)を建設し、その中に高さ約5メートル、幅20メートルの人工壁を2枚設置する。総事業費は2億7400万円で、2020年度当初予算案には体験会開催費など3100万円を計上した。公園は、21年度に開通予定の新東名高速道路「(仮称)秦野サービスエリアスマートインターチェンジ(IC)」から約600メートルに位置する。そこで市は都心からのアクセスの良さという利点を生かして交流人口を増やすため、20年度当初予算案に1億2400万円を計上し、登山道など公園周辺の整備も進める。

 丹沢と大山の登山口・ヤビツ峠に、登山客向けのレストハウスを建設。地元産材を活用した木造にし、来年3月のオープンを目指す。また丹沢の西の玄関口・大倉高原周辺には、今秋の登山シーズンまでに、延長7・8キロのハイキングコースを整備する。

 さらに森林セラピー事業を推進するため、周辺5カ所のセラピーロードに案内板を設置。ガイド養成講座や体験会も開く。市はこうした取り組みを策定中の「(仮称)表丹沢魅力づくり構想」に盛り込む予定で、市総合政策課は「パーク開設を機に、これまで個々の取り組みだったスポーツ普及やセラピーなどの事業を一体化させ、表丹沢全体の魅力を市内外に発信したい」と意気込んでいる。

 
 

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