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1610段の石段に挑戦 大山登山マラソン

スポーツ | 神奈川新聞 | 2018年3月12日(月) 02:00

ゴール手前、最後の急階段を必死の形相で駆け上る選手たち=伊勢原市の大山
ゴール手前、最後の急階段を必死の形相で駆け上る選手たち=伊勢原市の大山

 第33回大山登山マラソン(伊勢原市・同市教育委員会主催、神奈川新聞社など後援)が11日、伊勢原市の小田急線伊勢原駅北口から大山阿夫利神社下社までの9・0キロのコースで行われた。全国から2465人が参加。標高差約650メートル、最後の2キロは険しい1610段の石段が続く過酷なレースに臨み、2452人が完走した。


富士登山で鍛え連覇


 「最年長クラス」となる60歳以上の部では、宮下弘文さん(61)が連覇を達成した。大山マラソンには50歳代から参加しているが、「4位くらいが最高でした」。60歳になりクラスが上がった昨年、念願の初優勝を果たし、今季も2位に1分以上の差をつけて王座を守った。

 山梨県富士吉田市在住で、県立都留高の教員を務める。大学時代の探検部で鍛えてきた健脚を、普段は富士山を登って鍛えている。「練習の成果が出た。こうなると3連覇狙うしかないですね」と喜んでいた。


まな娘の応援力にV


 女子40歳以上の部では、佐藤貴子さん(47)が昨年2位の雪辱を果たす優勝。「30代の終わりに39歳以下の部で優勝したきり、なかなかタイトルが取れなかったので本当にうれしい」と声を弾ませた。

 2位とはレース終盤までもつれる気の抜けない展開。最後に振り切り、「一緒に来てくれた娘に『優勝しない人のサポートはしたくない』と言われていたのでホッとした。優勝賞品のベンチコートは、娘にあげようかな」と母の笑顔だった。

 
 

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