第40回神奈川マラソン(県走友会連盟、横浜市陸上競技協会、神奈川新聞社主催)が4日、横浜市磯子区の日清オイリオグループ横浜磯子事業場発着コースで行われ、ハーフマラソンと10キロの男女16部門に8815人がエントリーし、6905人が完走した。
ハーフ一般男子は大西淳貴(サンベルクス)が1時間3分59秒で初優勝。同大学男子は真船恭輔(東京国際大)が1時間4分6秒で制した。同一般女子は風見節子(横浜PMクラブ)が1時間22分16秒、同学生女子は樺沢和佳奈(慶大)が1時間14分40秒でトップだった。
10キロ一般男子は田母神一喜(中大)が31分13秒、同一般女子は卜部蘭(東学大)が35分29秒で制した。
(晴れ、気温13・3度、湿度34%、西北西1・1メートル=午前11時現在)
ベストの走りに喜び
今大会から日本陸連の公認コースとなった節目のレースで、ハーフ男子は実業団選手の大西がトップでゴールテープを切った。
例年のハーフ男子は、青学大など箱根駅伝常連校の大学生が上位に名を連ねる。大西は「大学生に胸を借りるつもり」で挑んだ。
レースはやはり、序盤から大学生がリードする展開。大西は先頭集団で好位置をキープしながら脚をため、残り3キロで一気にスパートをかけトップに躍り出てゴールまで押し切った。
1時間3分59秒は、上武大1年時にマークした1時間4分47秒を上回る自己ベスト。初出場で優勝した大西は「まさか自分が取れると思っていなかった。大学生に引っ張ってもらった部分もある」と控えめに喜んだ。
普段は午前8時から午後2時まで働き、午後3時から練習に励む日々。今大会は25日の東京マラソンへ向けての調整に位置付けており、「(フルマラソンで)2時間15分が目標。達成できるよう頑張りたい」と意気込んでいた。