
J3相模原は22日、相模原市南区のノジマフットボールパークで始動した。チーム最年長42歳のGK川口能活は「サポーターの皆さんが来てよかったと思える試合をすることが一番」と3月の開幕に向けて決意を語った。
強風に雪が乱れ舞うグラウンドで、元日本代表GKがプロ25年目のシーズンへ始動した。キャッチングやミニゲームなどで約2時間体を動かし、「天気もこんなだけど、今シーズンも始まるなという気持ちになれた」と充実感をにじませた。
昨季は7月にJ3の最年長出場記録を更新し、11月にはJリーグ通算500試合出場を達成。健在ぶりをアピールしたが、チームはJ3の4年目で最低の12位に終わった。本拠地の相模原ギオンスタジアムが座席数などの基準を満たしておらず、今季もJ2ライセンス取得の見通しは立っていないが、「優勝争いをして関心を持ってもらえないと、J2にという声も上がってこない。まずは結果を出したい」と表情を引き締めた。
ことしはワールドカップ(W杯)ロシア大会が開催される。1998年のフランス大会から4大会連続で出場したレジェンドは「大事な年。みんなでサッカー界を盛り上げたい」と一役買うつもりだ。