バスケットボールの第95回天皇杯・第86回皇后杯全日本選手権ファイナルラウンド第3日は11日、さいたまスーパーアリーナで男女の準決勝が行われ、12日の決勝は男子がSR渋谷と川崎、女子はJX─ENEOSとデンソーの顔合わせに決まった。
前身の東芝神奈川が2014年に頂点に立って以来の優勝を狙う川崎は宇都宮を82─61で下した。男子で前身の日立東京が15年に優勝して以来の制覇を目指すSR渋谷は96─69で滋賀に快勝した。
女子は7連覇が懸かるJX─ENEOSがトヨタ自動車を82─48で退け、初優勝を目指すデンソーは三菱電機を75─61で振り切った。
誰がこんな圧勝劇を予想していただろうか。レギュラーの司令塔不在という苦境を乗り越え、ブレイブサンダースが東地区1位の宇都宮を一蹴した。12得点、7アシストと見事に代役を務めた辻は「相手有利という下馬評を覆してやろうと最初から気合が入っていた」と強調する。3大会ぶりのファイナル進出だ。