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「日本勝たす自信ある」 バスケ日本代表候補の坂本中・田中力

スポーツ | 神奈川新聞 | 2018年1月3日(水) 11:47

昨年は史上最年少で日本代表候補に選ばれるなど飛躍の年となった田中力=坂本中
昨年は史上最年少で日本代表候補に選ばれるなど飛躍の年となった田中力=坂本中

 日本バスケットボール界の期待の星だ。昨年、史上最年少の15歳で日本代表候補に選ばれた横須賀市立坂本中3年の田中力。ずっと夢見た世界の舞台、そして2020年東京五輪へ-。怖いもの知らずの若武者は、大きな希望を胸に挑戦していく。

 昨年10月、男子ワールドカップ(W杯)アジア1次予選に挑む日本代表候補21人の中に、弱冠15歳の中学生の名前があった。誰もが驚きを隠さなかったが、「どうすれば12人の代表に入れるかしか考えていなかった」。田中自身はもう、その先しか見ていなかった。

 だが、代表での3日間の強化合宿でプロの厳しさを知った。見たこともない複雑な戦術、ぶつかってもびくともしないフィジカルの強さ-。「自分はまだまだだなと。バスケットの奥深さを感じた」。代表メンバーには残れなかったが、篠山竜青(川崎)や富樫勇樹(千葉)ら一流のBリーガーと肩を並べられたことは大きな自信になった。

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 米国人の父と日本人の母の間に生まれ、小学4年からバスケットボールを始めた。「最初はもう下手くそすぎて…」。思うようにシュートが入らず、ドリブルも不安定。悔しくて、練習して、少しずつうまくなって。気付けばバスケットのとりこになっていた。

 小学6年の1年間で10センチ以上伸びた身長は、卒業する頃には178センチに。卒業式で壇上から高らかに宣言したことは、今も家族の語り草だ。「世界で活躍できるNBA選手になりたいです」

 昨年3月の都道府県対抗ジュニア大会。神奈川の主将として挑んだ田中は、準決勝でチームが挙げた68点のうち43得点を、長崎との決勝では59点中34得点を稼ぎ、神奈川を4年ぶりの日本一に導いた。中学生離れした卓越したハンドリング技術とシュート力は、見る者を釘付けにした。

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笑顔で将来の夢を語る田中
笑顔で将来の夢を語る田中

 憧れの選手は米NBAで活躍するカイリー・アービング(セルティックス)。「高さはないのに、シュート力は高いし守備もすごくて何でもできる」。少しでも近づこうと、毎日スマートフォンで動画を見ては気に入ったプレーを取り入れている。将来担いたいというポイントガードとしての一番の理想形だ。

 夢に近づくための努力は欠かさない。毎日のルーティンはシュートフォームの確認から始まり、5連続のフリースローやレイアップシュート、あらゆる角度からの3点シュートなど2時間近くに及ぶ。「自分に満足できたことは一度もない。常にまだレベルアップできるという気持ちで毎日練習しています」

 現在はB1横浜の下部組織でもプレーし、着実に成長を続ける。3月の卒業後の進学先は米国など海外も視野に入れている。目下の目標は2020年の東京五輪出場だ。「せっかく日本でやるので絶対に出たい。もし出られたら、日本を勝たせられる自信は持っている」。その目は輝きに満ちあふれている。

 たなか・ちから 坂本中3年。2017年の都道府県対抗ジュニア大会で神奈川の優勝に貢献。11月には中学生で唯一U-16(16歳以下)日本代表候補の強化合宿に招集された。

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