悲願の初タイトルを獲得したJ1川崎は3日、川崎市麻生区のクラブハウスで今季最後の全体ミーティングを行った。祝福に訪れた約300人のサポーターらと喜びを分かち合い、チーム最年長の中村は「夢じゃなくてよかった。朝起きてまた大宮戦だったらどうしようかと思った」と笑顔を振りまいた。
チームは2日のJ1最終節で大宮に5-0で勝利。磐田と引き分けた鹿島を得失点差で退け、初のリーグ制覇を成し遂げた。
約30分のミーティングでは、鬼木監督が「フロンターレの歴史を変えてくれた。おめでとう」と選手たちにねぎらいの言葉を掛けた。その後はチャンピオンフラッグやシャーレ(優勝銀皿)を持ってグラウンドで記念撮影した。
主将小林は「きっと引退する時に昨日のことを思い出すんだろうなと思う。自分たちはフロンターレでタイトルを取った最初のメンバーだって一生自慢できる」と喜びをかみしめていた。
チームは5日、横浜アリーナで行われるJリーグの年間表彰式にJ1王者として出席する。