バレーボールのやまゆり杯・小田急旗争奪第42回県家庭婦人大会の総合開会式が16日、藤沢市の秋葉台文化体育館で行われ、参加選手が大会での健闘を誓った。
大会は県内11地区の530チームが参加し、19日に8地区で1次予選が行われて開幕。来年3月3、4日の県決勝大会(同体育館)まで熱戦を繰り広げる。県決勝大会には、各地区の1、2次予選を勝ち抜いた上位チームと前回優勝の羽鳥(藤沢)の計23チームが出場する。
開会式では、大会会長の白石武彦県バレーボール協会会長が「これから4カ月間、けがのないように調整し、決勝大会でセンターコートに立てるように頑張ってください」と激励。県ママさんバレーボール連盟の河内裕子会長は「ママさんバレーは生涯スポーツ。若い選手の方々も先輩方とぜひ長くバレーボールを楽しんでもらいたい」と呼び掛けた。選手を代表し、ワーズ(川崎)の川崎明子選手が「やまゆり杯に参加できることを誇りに思い、仲間の力を信じて悔いなく力の限り戦います」と宣誓した。
★V4へ表情引き締め
4連覇を狙う羽鳥の主将藤田は「練習して決勝の舞台に戻るだけです」と話した。新人2人が加入した今季は、準備体操に時間を割くなど、練習の質と量の向上を目指している。
前回大会では歴代単独最多となる11度目の優勝を飾った。偉業の更新を狙うチームの大黒柱は「やまゆりでは何が起こるかわからないので、気持ちをしっかりと持って臨みたい」と表情を引き締めていた。
★大役果たし健闘誓う
選手宣誓を務めたワーズの川崎選手は「緊張して言葉を間違えてしまったけど、バレなかったと思う」と胸をなで下ろした。
全員が50歳以上のシニアチームで「若いママさんチームと試合できる喜び」を強調した宣誓文は、メンバーがそれぞれ考えたフレーズを新保主将が一つにまとめたという。昨年は2次予選で敗退したが、「勝ち負けよりも練習の成果を発揮することが一番大事」と健闘を誓った。