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限界超えて 聴覚障害者スイマーの挑戦(上)
世界新で頂点目指す 茨 隆太郎(平塚市在住)

スポーツ | 神奈川新聞 | 2019年12月8日(日) 14:26

2021年開催予定のデフリンピックで世界新の樹立を目指す茨=東海大
2021年開催予定のデフリンピックで世界新の樹立を目指す茨=東海大

 4年に1度、聴覚障害者がスポーツで世界一を競う総合競技大会「デフリンピック」で頂点を目指すスイマーがいる。今夏の「世界ろう者水泳選手権」で、金銀銅を合わせ七つものメダルを獲得した男子競泳の茨隆太郎=平塚市在住、SMBC日興証券。来年の東京パラリンピックとは一線を画す世界最高峰の舞台で輝きを放つ25歳は「障害者」という枠を超えて己の限界に挑んでいる。

 日本が世界に誇るトップスイマーだ。8月の世界ろう者選手権(ブラジル)。茨は200メートル個人メドレーで大会新をたたき出して栄冠をつかみ、400メートル個人メドレーも制覇。このほか、リレー種目を合わせ銀2個、銅3個を獲得した。世界選手権で自身8年ぶりの金メダルに「ここまで続けてきた意味があったと、あらためて感じた」と険しい道のりを振り返った。

 身体障害者のための「パラリンピック」に対し、「デフリンピック」は聴覚障害者のために開かれる世界規模の大会。国際ろう者スポーツ委員会が主催し、1924年に夏季大会、49年に冬季大会が始まった。「デフ(ろう者)」の「オリンピック」という造語だ。

 同委員会はかつて国際パラリンピック委員会に加盟していたものの、独自性を出すために95年に離脱した。そのため、聴覚障害者がパラリンピックに参加していない状況が今も続いている。

 東京都江戸川区出身。先天性の感音性難聴で、水泳は両親に勧められて3歳から始めた。デフリンピックに出会ったのは小学6年生のころ。日本人選手が世界一に輝いたことを知り「僕もこの大会に出て、一番になりたい」と夢を追った。

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