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リオから復調、世界3位
神奈川スポーツ賞(2)【セーリング】土居愛実 2020年の主役へ

スポーツ | 神奈川新聞 | 2017年10月30日(月) 14:30

レーザーラジアル級世界選手権で銅メダルを獲得した土居愛実(中央)=8月、オランダ(日本セーリング連盟提供)
レーザーラジアル級世界選手権で銅メダルを獲得した土居愛実(中央)=8月、オランダ(日本セーリング連盟提供)

 順風が頬を突き抜けた。セーリングのレーザーラジアル級世界選手権。日本勢として初めてつかんだメダルは、追い続ける夢への第一歩だ。

 初日の第1レース、34位の出遅れもどこ吹く風だ。続く第2レースで5位と復調すると、3日目の第5レースで2位、第6レースで5位にまとめ、総合トップにも躍進。最終的には順位を落としたものの、リオデジャネイロでの涙から1年、確かな前進だった。

 2012年、初めて出場したロンドン五輪は31位。上位10艇が進む決勝のメダルレースを視野に臨んだリオ五輪も20位に終わった。

 「4年間トレーニングを積んできて、こんなに実力が出せないものなんだなって思った。あと4年でまた同じことが起きたらと思ったら怖くなった」。夕暮れのハーバーで失意の表情を浮かべた。ただ、最後はきっぱりと言い切った。「この経験を生かし、4年後は金メダルをつかみたい」

 リオでは風を読み切れなかった。技術だけではない。緊張もあった。弱さと向き合い、再スタートを切った17年夏。世界3位の堂々たる勲章を手に入れた。

 もちろん、一時は栄冠に手をかけていただけに悔しさは残る。取り組んできたことが形になった手応えと、あとわずかに足りなかった反省。その両面を携え、再び洋上に戻る。

 銅メダルの喜びとともに、土居は言った。「まだまだやることはたくさん残っている」。一つ、また一つとステップアップする。幼いころから慣れ親しんだ江の島が舞台の2020年。ヒロインの座は渡さない。


どい・まなみ アビームコンサルティング所属。セーリング女子レーザーラジアル級世界選手権銅メダリスト。五輪は2012年ロンドン、16年リオデジャネイロと2大会連続で出場。山手学院中-山手学院高-慶大出。167センチ、64キロ。横浜市金沢区出身。24歳。

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