横須賀学院中学1年のギャンビル・ウィリアム海音さん(12)=横須賀市=が、エアライフルの全国大会で初優勝した。
ギャンビルさんは4月、競技用のエアを18歳以下でも使用できる「年少射撃資格認定証」を神奈川県内で初めて取得。それまでのビームライフルから転向後、初の栄冠となった。
エアは10メートル先の的に向かい、金属製のペレットを放つ競技。10日に都内で開かれた小中学生対象の大会で、ギャンビルさんは本選を4位で通過。8人で競った決勝で243・6点を記録し、2位に7点近い差をつけた。
コーチで県ライフル射撃協会代表の廣田眞作さん(71)は「ビームで培った実力をエアに生かせている」と評価。今後の目標について、ギャンビルさんは中3での国体出場を挙げ、「より上を目指して練習を重ね、腕を磨きたい」と意気込みを語った。