陸上の県高校新人大会は16、17、23、24日の4日間、横浜市神奈川区の三ツ沢公園陸上競技場で行われる。夏の全国総体(インターハイ)で躍進した逸材をはじめ、次代の主役を狙う1、2年生がしのぎを削る。
男子 躍進期す相洋の逸材
今夏、全国総体で2位と王座に肉薄した相洋勢に注目だ。400メートルのメルドラムと800メートルで1年生ながら堂々の走りを見せたクレイ。あと一歩届かなかった栄冠へ再スタートを切る両選手を、400メートルでは村石(横浜隼人)800メートルでは松本(法政二)が追う。
100メートル、200メートルは野口(県横須賀)、三浦(法政二)らを中心に混戦模様。1500メートルは内田(法政二)に菅井(逗子開成)、クレイが絡む。5000メートルは鎌倉学園の児玉、力石の両1年生が伸びている。
110メートル障害は久保田(相洋)、400メートル障害は陰山(逗子)右田(金沢)が有力。5000メートル競歩は布施(霧が丘)竹内(横浜)の争いとなりそうだ。走り幅跳びの秋山(橘)はどこまで記録を伸ばしてくるか。砲丸投げは下山(川和)が抜けている。
リレー2種目はいずれも層の厚い法政二が有力も、メルドラム、クレイの相洋や東海大相模も侮れない。
女子短距離 全国屈指 前川(橘)軸
短距離は全国屈指のスプリンター前川(橘)が軸。100メートルで今季の全国高校ランキング2位、200メートルで同16位と実績十分の2年生に、100メートルでは三村(東海大相模)、200メートルでは400メートルでも有力視される相洋の高島菜都美、咲季姉妹が待ったをかける。
投てき種目では大迫(平塚学園)に期待がかかる。インターハイでは砲丸投げ、円盤投げとも5位入賞。自らが持つ砲丸投げに加え、円盤投げでも県高校記録の更新が視野に入る。ハンマー投げでは同じ平塚学園の中務が頂点を狙う。
1500メートル、3000メートルはいずれも全国の決勝を経験した吉村(白鵬女子)が優位。800メートルは武藤(桐蔭学園)が力を付けている。100メートル障害は佐藤(法政二)小川(相洋)の両1年生の争い。400メートル障害は有賀(橘)が好調だ。5000メートル競歩は栗本(逗子)中(横浜翠嵐)がハイレベルなレースを繰り広げそうだ。
走り高跳びは小坂(希望ケ丘)山田(桐光学園)がしのぎを削る。やり投げは高橋(日大)、七種競技は本多(橘)が筆頭だ。
リレーは相洋と橘の争いか。400メートルは前川を擁す橘が、1600メートルはインターハイ2位のメンバーが全員残る相洋が優位に立つ。