明治安田J1第24節最終日は27日、山梨中銀スタジアムなどで2試合を行い、川崎は試合終了間際に森本のゴールで追い付き、甲府と2-2で引き分けた。勝ち点46で3位。
甲府 2ー2 川崎
(前 0−1|後 2−1)
過密日程 動き重く
終盤に追い付いたが、首位鹿島との勝ち点差は6に広がった。川崎はJ1とアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の両方でタイトルを狙う難しさに直面する引き分けだ。ACLの浦和戦から中3日で動きが重く、前半に先制する展開も生かせない。鬼木監督は「勝ち点3を取りたかったのが正直なところ」と偽らざる思いを吐露した。
課題は試合運びだ。前半35分に家長がドリブルでPKを誘い、小林が決めた。このリードで逃げ切りを図れたはずだが、中央が分厚い甲府の守備網に不必要に挑んで逆襲を招く。後半の2失点は相手の思うつぼだった。
過密日程の中で毎試合、圧倒する展開は望めない。相手をいなしたり、引いて守ったりする柔軟さも必要で、小林も「疲れているなりの戦い方をしないと」と言う。同点としたのは森本、長谷川ら途中出場選手の活躍があってこそ。勝ち点1とともに得た教訓を今後につなげたい。
川崎ひと言
鬼木監督 (前戦から)中3日で重い感じで試合に入ってしまった。攻守でパワーの使いどころをもう少し明確にしないといけなかった。