サッカー女子のプレナスなでしこリーグカップは8日、ニッパツ三ツ沢球技場などで1次リーグ第5節が行われ、ノジマステラ神奈川相模原は5-1で日体大フィールズ横浜を下して開幕4連勝を飾り、勝ち点12でA組首位をキープした。
ノジマは0-1の前半38分に元日本代表FW大野のゴールで同点に追い付き、後半に4点を加えて突き放した。
大野、後輩へ「結果にこだわって」

一瞬の動きだしでDFラインの裏を取り、GKの出はなにループシュートを浴びせた。百戦錬磨の大野がノジマを救ったのは、1点を追う前半38分だった。
ゴール右に南野の縦パスを呼び込み、弾むボールを右足で正確に捉えた。「シュートまでの形はみんな良かったし、たまたま自分が決めただけ。(追い付くのは)時間の問題だと思っていた」。切れのあるドリブルも健在で、後半には川島の逆転ゴールをアシストした。
2011年の女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会優勝メンバーも35歳。この日開幕したフランス大会のピッチには立てなかったが、「(日本と同組の)イングランドやスコットランドにも知っている選手がたくさんいるので、今までとは違った楽しみがある」。欧州クラブを渡り歩いた長いキャリアがそう言わせる。
世界一の歓喜も、前回4年前の準優勝の悔しさも知る看板選手は「自分たちの結果はもう過去のもの。今のなでしこジャパンとして、結果を出すことにこだわってもらいたい」と若返った日本の戦いを温かく見守っている。