G大阪 1-0 川崎
(前 0-0|後 1-0)
【コーナーキック】拙攻のツケ 終盤失点
後半ロスタイム。G大阪の猛攻をせき止めていた川崎のDF陣、谷口と奈良の壁が崩れた。
右サイド深くを切り込まれた瞬間、その足が止まる。中央へのパスに目いっぱい差し出した奈良の足は届かず、逆サイドの三浦に決勝ゴールを押し込まれてしまう。
ピッチに大の字で倒れ込み、肩で息をする両センターバックを誰が責められようか。ともに公式戦全7試合にフル出場。谷口は「最後の最後でミスが出て…。勝つことの難しさを痛感させられた」と自戒したが、シュート15本で無得点の拙攻のしわ寄せだろう。
3月半ばにして、チームはコンディションの壁に直面している。3月の17日間で5試合目。この間に大島、馬渡が負傷により戦列を離れ、16日の練習では主将小林まで負傷。この日はベンチ外で攻撃は決め手を欠いた。