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熱狂の舞台へ ラグビーW杯
未来つながる大会に 春口廣さん

スポーツ | 神奈川新聞 | 2019年3月16日(土) 16:46

 横浜で決勝が行われるアジア初開催のワールドカップ(W杯)開幕(9月20日)まで半年となった。このビッグイベントの成否に、日本ラグビー界の将来が懸かっているといっても過言ではないだろう。かつて関東学院大を指揮し、全国大学選手権6度の優勝に導いた名伯楽、春口廣さん(69)は「未来につながる大会にしなければならない」と提言しつつ、代表の中心選手に成長した教え子、稲垣啓太選手(28)=パナソニック=に熱いエールを送る


キャッチコピー


柔和な表情で、「W杯をスタート地点にしてもっと子どもたちにラグビーの楽しさを伝えられるようにしていかないと」と語る春口さん=横浜市金沢区
柔和な表情で、「W杯をスタート地点にしてもっと子どもたちにラグビーの楽しさを伝えられるようにしていかないと」と語る春口さん=横浜市金沢区

 「納得がいかないんだよね…」。春口さんが、開口一番に指弾したのはW杯のキャッチコピーについてだった。ラグビー伝統国以外で初開催となるW杯が掲げるメッセージは、こうだ。

 『4年に一度じゃない。一生に一度だ。~ONCE IN A LIFETIME~』
 W杯日本大会組織委員会は「少年、少女たちにとって、『一生心に刻まれる』ような大会を」という思いを込めたというが、春口さんは「日本にとってW杯はまだスタート地点なのに、一生に一度だなんて…。ちびっ子たちがラグビーをやりたいと思い、再び日本でW杯をやるんだという気概を持たないといけない」と指摘する。

 ラグビー指導者として約半世紀を過ごしてきた。子どもたちがラグビーに取り組みやすい環境という面で、W杯出場国の中でも日本は未成熟と言わざるを得ない現状から、目を背けるわけにはいかない。

 「ラグビーはきつい、汚い、危険の“3K”がつきまとう競技だよね。良い環境があれば…。特に天然芝のグラウンドを増やすことなどに、もっと力を入れていかないと。そうすれば、ラグビーの楽しさをもっと伝えられるはずなのに」

 大学ラグビー界で一時代を築いた春口さんも7月で古希を迎えるが、今なお楕円(だえん)球への情熱は衰えない。2003年に立ち上げた横濱ラグビーアカデミーでは、横浜市金沢区内で5歳~12歳の子どもたちを指導する。また、毎週のように市内の小学校に出向き、授業でラグビーの面白さを伝えてきた。

 しかし、現在アカデミーに通う子どもは、6人だけに減ってしまったという。

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