川崎 4-1 浦和
(前 2-0|後 2-1)
明治安田J1第13節最終日は5日、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の影響で未消化だった2試合を等々力陸上競技場などで行い、川崎は浦和を4-1で破り、勝ち点32で5位に浮上した。鹿島はG大阪を1-0で下して5連勝とし、同36でC大阪をかわして首位に立った。
川崎は小林の2ゴールなどで得点を重ねた。鹿島は後半序盤に遠藤が先制点を奪い、そのまま逃げ切った。
【コーナーキック】「夏男」爆発の予感
「夏男」が調子を上げてきた。昨季、年間最多勝ち点を最後まで争った強敵・浦和との一戦で、主将小林が2ゴール。文句なしの働きぶりで勝利をたぐり寄せた。
前半16分、阿部の縦パスを中央で受け、反転しながら相手DFをかわしゴール左へ先制点。「(阿部が)自分のフェイントにだまされず、最後まで見ててくれた」と好連係から生まれた一撃で均衡を破った。
2-1の後半35分にはペナルティーエリア内で反則を誘いPKを獲得。試合前に長男結翔くんに蹴る方向を決めてもらっていたようで、「外したら子どものせいにしよう」との思い切りが奏功した。
1日の神戸戦に続く2得点で同僚の阿部と並んで得点ランク2位タイに浮上。昨年は夏場に歴代2位となる7試合連続ゴールをマークするなど好調のシーズン到来で、「暑くなってくると相手にも隙が出る。どんどん点を取れる感覚が戻ってきている」と爆発の予感がある。
クラブ史上初の4強進出を懸けたアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の準々決勝でも再戦する浦和をまずは圧倒したが、「力のあるチームなので、それ(ACL)はまだ関係ない」。キャプテンは目の前の一戦のみに集中する。