
Jリーグ1部(J1)横浜Mは22日、横浜市西区のマリノスタウンで約2時間調整し、24日の第27節アウェー鹿島戦に備えた。
発熱などによる体調不良から回復し、今週から全体練習に合流した中村俊輔(32)は、紅白戦1、2本目とも主力組の右MFとしてプレー。木村監督は「もう問題ない」と2戦ぶりの先発出場にゴーサインを出し、本人も「コンディションは大丈夫」と上位撃破を誓った。
全体練習を終えた中村は、約1時間の居残り特訓。若手のGK阿部を相手に、約30メートルのミドルシュート、ダミー人形を壁に見立てたFKを入念に打ち込んだ。
直接FKを決めた9日の天皇杯・J2鳥栖戦後、発熱や下痢に襲われて前節・神戸戦を欠場。電撃復帰で登録が間に合わなかった開幕戦以来となる司令塔不在に、チームは2人退場した神戸に対してFW小野が決勝点を挙げての辛勝だった。「“楽しむ”ことができなかった」という木村監督の言葉に、あらためてその存在の大きさが浮かび上がった。
チームのためを繰り返してきた中村は、練習後に意気込みを問われると、「頑張ります」と一言。上位追撃へ負けられない鹿島戦に向け、表情は明るかった。
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