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川崎4-1ムアントン
川崎8年ぶりベスト8 サッカーACL

スポーツ | 神奈川新聞 | 2017年5月31日(水) 02:00

【川崎-ムアントン】前半、先制ゴールを決めガッツポーズする川崎・小林=等々力(共同)
【川崎-ムアントン】前半、先制ゴールを決めガッツポーズする川崎・小林=等々力(共同)

【川崎-ムアントン】前半、先制ゴールを決めガッツポーズする川崎・小林=等々力(共同)
【川崎-ムアントン】前半、先制ゴールを決めガッツポーズする川崎・小林=等々力(共同)

 サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦第2戦は30日、各地で行われ、川崎はホームの川崎市等々力陸上競技場でムアントン(タイ)に小林、長谷川らのゴールで4-1と快勝し、2戦合計7-2で準々決勝に進出した。2009年以来で3度目。


らしさ全開 成長示す


 アウェーでの初戦に快勝し、戦況を大きく有利にしていた川崎は勢いそのままに、ホームで再びタイ王者をのみ込んだ。2戦合計スコアは7-2。前回出場した2014年に阻まれた決勝トーナメント1回戦の壁を軽々と乗り越え、8年ぶりの8強入りを決めた。

 突破のためには最低3点が必要な相手をお家芸のパスワークでいなし、チャンスメーク。31分に中央でパスを受けた主将小林が先制の一撃を決めて、「勝ちを確信」(小林)すると、1分後には長谷川が追加点。40分にはセットプレーからエドゥアルドネットがとどめのヘッドを見舞った。「前半で試合を決めよう、と送り出したが、その通りに取り組んでくれた」(鬼木監督)と理想的な試合運びだった。

 これで5月は公式戦6連勝で、19得点2失点と隙がない。故障者が次々と復帰し、阿部やハイネルら新戦力が台頭していることも大きな要因だ。チーム最年長の中村は「最初は俺と(小林)悠をマークしておけばいいチームだったけど、今はいろいろな選手が点を取れるようになって、すごく気が楽。それぞれが力を発揮しやすい環境になっている」と分析する。

 クラブの底力が問われる過酷なアジアの戦いで、チームは着実に成長。この日は昨年のJリーグ王者である鹿島の敗退が決まり、「日本を代表して少しでも上に行けるようにしたい」とキャプテン。強い気概を持って、アジアの険しい頂を目指していく。

長谷川が本領発揮



 小林の先制弾からわずか1分後、長谷川が追加点を挙げて一気に畳み掛けた。右サイドをえぐった小林のクロスを遠いサイドで流し込み、「常に(小林)悠さんを見ていて、パスが流れてくると思っていた。タイミング良く入るだけでした」と笑った。

 1位突破を決めた9日のイースタン戦でのゴールを皮切りに、これで5月は公式戦4得点目。1年目の昨季は肉離れを繰り返して不本意なシーズンに終わった。「どうしたら点が取れるのか。シュートのこぼれ球など相手の足が止まる瞬間を意識している」。164センチの小柄なアタッカーが本領を発揮している。


川崎ひと言


 エドゥアルドネット(前半40分、今季公式戦出場19試合目で初得点) 得点は重要だしやっぱりうれしいけど、何よりチームの勝利に貢献できたことが一番だ。


気を引き締め臨んだ


 川崎・鬼木監督 敵地では3-1で勝ったが、気を引き締めて臨んだ。16強、8強とどんどんクリアしていくのが一つのミッション。これからも勝っていきたい。
入りが難しかった

 ムアントン・スリパン監督 最低でも3点を取る必要があり、試合への入りが難しかった。川崎や敵地のサポーターをリスペクトしすぎてプレーしていたかもしれない。

 
 
 
 

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