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ベンチを去る名参謀、横浜高野球部の小倉部長が定年/高校野球

スポーツ | 神奈川新聞 | 2010年3月16日(火) 12:15

本年度限りで定年退職する横浜高・小倉部長(左)。今後も渡辺監督(右)と全国制覇を狙う=横浜高長浜球場
本年度限りで定年退職する横浜高・小倉部長(左)。今後も渡辺監督(右)と全国制覇を狙う=横浜高長浜球場

横浜高校野球部の小倉清一郎部長(65)が、同校を2009年度限りで定年退職することが15日、分かった。今後もコーチとして指導を続けるが、4月以降の公式戦はベンチ入りできなくなる。同校野球部の輝かしい歴史を築いてきた渡辺元智監督(65)との「名コンビ」は、本年度限りとなる。代わって平田徹コーチ(26)が部長に就任する。

◆松坂の才能見抜き開花

1998年の甲子園春夏連覇など、名将・渡辺元智監督の傍らには、名参謀・小倉清一郎部長の存在があった。

小倉部長は、横浜高から東農大を経て、同大監督、横浜商高コーチ、東海大第一高監督を歴任。90年秋に、横浜高OBで同級生の渡辺監督からコーチに誘われた。

バッテリーの配球や投手の癖など、緻密(ちみつ)なデータを積み上げ、渡辺監督が采配(さいはい)に生かした。試合の中のあらゆる場面を想定した練習を繰り返し、「野球を知った」クレバーな選手たちを育成。正確無比なノックも見もので、全国に名をとどろかせた「横浜」の野球を支えてきた。

選手の発掘にも優れ、多くのプロ選手を輩出。横浜高出身の松坂大輔(米大リーグ・レッドソックス)は中学1年時からその才能を見抜き、同校で花開かせた。

◆コーチとして今後も指導

渡辺監督は「本当は65歳を区切りに2人で引退するつもりだった」と明かすが、「今のチームを放ってはおけない。次世代の指導者も育てなければいけない」と続投を決意。高校野球では、部長は現職の教諭か職員が務めるのが通例のため、小倉部長は4月以降は公式戦のベンチには入らないことになった。

退職を前に小倉部長は、「やがては寂しさを感じるでしょう」。二人三脚で名門を築き上げた同志・渡辺監督への思いを「同級生だけれど、三つ四つ上の兄貴と思ってやってきた。やはり監督は上司だから。でも甲子園で準決、決勝まで来ると、自分が監督をやりたいなと思ったこともあった」と語った。

今後もコーチを務めるため、横浜高の体制そのものは変わらない。渡辺監督は「やるからにはもう一度、全国制覇を狙う」と意欲的。小倉部長はこれまで通り、厳しい練習で支えることになる。

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