第25回大山登山マラソン大会が14日、伊勢原市で行われた。過去最多の2182人のランナーが全国から同市を訪れ、春の大山路を駆け上がった。
コースは、小田急線伊勢原駅北口から大山阿夫利神社下社までの9・1キロ。標高差約650メートルの過酷な道のりで、7キロまで上り坂が続き、ラスト2キロには1610段の石段が待ち受けている。
ゴール近くまでたどり着いた参加者は、石段脇の手すりにしがみついたり、天を仰いだりしながら息を切らし、沿道からの「もう少し」「がんばれ」という声援を受けて石段を上っていった。
アテネ世界陸上女子マラソンで優勝した伊東博美さん(旧姓・鈴木)や、シドニー五輪女子マラソン日本代表の片岡有里さん(旧姓・市橋)らもゲストランナーとして走り、参加者や沿道の市民と交流した。
(晴れ、気温11・6度、北東の風1・2メートル、湿度62%=午前11時現在)
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