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【コラム】信じて駆け抜けた先にJ1の舞台/ベルマーレ

スポーツ | 神奈川新聞 | 2009年12月5日(土) 23:48

悲願のJ1昇格を決め抱き合って喜ぶ湘南イレブン
悲願のJ1昇格を決め抱き合って喜ぶ湘南イレブン

長かった2009年の終わりを告げる笛が鳴る。フライング気味にほおを伝うDF臼井の涙。MF坂本はひざから崩れ落ちた。湘南にかかわるすべての人の10年間が、その瞬間に報われた。

試練の最終戦だった。前半20、21分と立て続けに失点を重ねる最悪のスタート。ライバル甲府2点リードの報もベンチに届く。「神様なんていないのかな」(臼井)。10年間、何度も悔し涙したシーンも頭によぎる。

だが、「今までも逆境に打ち勝ってきたのがウチ」(GK野沢)。MF田村が、FWアジエルが、大きく手を振って前を向くよう仲間を促す。何度でも立ち上がる。それが今季の湘南だ。

「まずは落ち着け」。反町監督がベンチで声を張り上げるまでもなく、反撃ののろしは上がる。前半30分、こぼれ球に詰めたFW田原が、GKの至近距離から魂を込めた右足シュートで1―2。その4分後には、直接FKからFW阿部のヘッドで同点に追いついた。

時計の針が進むほど、湘南サポーターのベルマーレコールはその声量を増していく。そして後半8分、運命を大きく動かす坂本からのロングパス。飛び込んだ阿部の勝ち越しゴールが生まれたその時、相手エリア内には湘南のユニホームが5人、いや6人か。

リスクを恐れず、最後まで前へ出た。「われわれのサッカーは研究されているし、どちらかというと分かりやすいかもしれない。それでも踏ん張りながら、自分たちのサッカーを突き詰めてやってきた」(反町監督)。己を信じ、仲間を信じ。駆け抜けた道の先に、J1の舞台があった。

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