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コラム「コーナーキック」/渡辺、故郷で初のハット

スポーツ | 神奈川新聞 | 2009年10月11日(日) 23:34

【V・ファーレン長崎-横浜M】地元長崎でハットトリックを達成した横浜MのFW渡辺(左)。前半44分にこの日の1点目を決める=長崎県立総合運動公園陸上競技場(横浜F・マリノス提供)
【V・ファーレン長崎-横浜M】地元長崎でハットトリックを達成した横浜MのFW渡辺(左)。前半44分にこの日の1点目を決める=長崎県立総合運動公園陸上競技場(横浜F・マリノス提供)

ホームに強いこの男にとって、これ以上の舞台設定はなかった。FW渡辺が、生まれ育った長崎の地でプロ入り後初のハットトリック達成。「地元でやれる機会はそうないし、両親にいいプレーを見せたかった」。有言実行の3発が、チームに勝利をもたらした。

前半44分、DF小宮山からの低い左クロスに遠いサイドからすべり込んで1点目。「クロスが来ると思ったから迷わず走り込んだ。うまく流れてきてくれた」。後半6分はMF狩野のポスト、同11分はMF長谷川の右クロスにペナルティーエリア内で合わせ、落ち着いて右足を振り抜いた。

「3点ともいいシュートだったかは疑問だけど、うちの得点王。決めるべきところを決めてくれた」と木村監督。高校時代から磨き上げてきたこの決定力こそ、渡辺の最大の長所だ。恩師である国見高・小嶺元監督(現・V長崎社長)の目の前で、今も変わらぬ強みを見せつけた。

公式戦では過去に2度の2ゴール。三度目の正直は地元の声援にも後押しされたか。「何度も試合をしてきたし懐かしい。昔のことを思い出しながらプレーした」と感慨に浸るグラウンドで、久々に刻んだ3ゴールだ。地元が生んだ英雄に、試合後はサインを求める声がいつまでもやまなかった。

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