中村「すっきりした。みんなモヤモヤしていた」/鹿島戦から
スポーツ | 神奈川新聞 | 2009年10月7日(水) 23:51
◆ 関塚監督ひと言
この試合が残っていた分、両チームにストレスがかかっていた。勝ち点3を取れてホッとしている。おれ自身も選手にアドバイスしにくかったし、いい経験をさせてもらった。
◆ 選手ひと言
DF横山 相手の攻撃は迫力があった。失点後も最終ラインが下がったまま修正できなかったが、最後はあっけなく終わった感じ。
MF中村 すっきりした。みんなモヤモヤしていたし、勝って終われてよかった。終わってみれば、あっという間という感じ。向こうは失うものがなかったし、こういう(劣勢の)展開は予想できた。
MF谷口 最初が大事だったが、最悪な状態で始まってしまった。ただ、残り時間もそのまま守るという方向性は変わらなかったし、いい形で終えることができた。
◎ ハット達成はならず
「ハットトリックの可能性も残っていたし、個人的には良くなかったので満足しない」と鄭大世は控えめ。ただ、結果的には中断前に挙げた自身の2得点が効いた。
この日に限れば、シュートは右CKに合わせたヘッド1本のみ。守りを固めたチームにあって、前線で孤立せざるを得なかったが、「何よりも勝ち点3を得られたのが大きい」。
リーグ初の再開試合を振り返り、「引退しても、永遠に残る思い出になるかな」と冗談めかしてから、「残り6試合、全力でタイトルを取りにいく」と切り替えた。
(カシマ)
◎ 再び荒天の中で応援
中断時と同じく荒天に見舞われたカシマスタジアムだったが、熱心なファン3895人が観戦した。9月12日のチケットが有効で、新たな入場券も600枚程度が売れたという。
川崎は通常の約4分の1の料金となる千円のバスツアーを実施し、計26台で約千人が参加。このツアーで来場した川崎サポーターの20代女性は「前の試合にも来たので、今回も来ることに迷いはなかった」と、ロスタイムを含めて20分あまりの短い試合に声援を送った。(カシマ)
◎ チェアマンひと安心
Jリーグ史上初の再開試合を見守った鬼武チェアマンは「無事に終わってよかった」とほっとした様子。再開試合に決めてよかったか、との質問には「当然そう思っている」と語った。
今後は再開試合にする場合の細かな規定づくりが求められるが、「外国の例も参考にして今後検討したい」と述べるにとどまった。(カシマ)
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