Jリーグは1日、ヤマザキナビスコ・カップのニューヒーロー賞に23歳の斎藤学(横浜M)を選んだと発表した。7試合に出場し、2得点を記録してチームのベスト4入りに貢献した。ニューヒーロー賞は大会が開幕した3月20日時点で23歳以下の選手が選考対象となる。
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クラブ史上初のニューヒーロー賞に輝いた。自身にとっても初の個人タイトル。「決勝に進んでいないから複雑な思いもあるけど、選んでもらって光栄。うれしい」と朗らかな笑顔を見せた。
予選では5試合に出場し、精力的な動きを見せて2年ぶりの決勝トーナメント進出に貢献。準々決勝第2戦の鹿島戦では豪快な右足のミドルシュートをたたき込むなど、計7試合で2得点ながら強烈なインパクトを残した。ただ「もっと結果を残せれば良かった」と満足はしていない。
賞の対象は23歳以下。今年4月に23回目の誕生日を迎えたプロ5年目の斎藤にとってラストチャンスだった。過去の受賞者には日本代表の長谷部(ニュルンベルク)らの名前も。樋口監督は「糧になると思う。これからプレーで示さなければ駄目だね」と期待の言葉をエールとして送った。
「ナビスコ杯を落とした分はJリーグ、天皇杯で返せたら。プラスに捉えたい」。新しい勲章を胸に、背番号11は9年ぶりのリーグ制覇まで全力で駆け抜ける。
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