J1川崎のFW大久保嘉人(31)が9日、麻生グラウンドでの全体練習を回避した。6日の柏戦で相手選手と激しく接触した影響を考慮し、大事を取った。12日にヤマザキナビスコ・カップ準決勝第2戦の浦和戦(埼玉ス・午後5時開始)を控えるが、大久保は「10日の体調次第で(出場を)決めたい」と慎重な口ぶりだった。
大久保は柏戦の開始早々に相手選手と交錯。一時は担架でピッチ外に運ばれたが、全身にしびれを感じながらもフル出場で2得点した。
だが、試合後の夜はベッドに横たわれないほど全身に痛みが走り、一睡もできなかったという。8日には川崎市内の病院で精密検査。幸い異常がないと診断されたが、全身にいまだ違和感が残っている。
この日の練習は軽いランニングのみで切り上げた。大久保は左腕を指さしながら、「触られるとパチパチとした痛みがある。この痛みがあると試合にならない」と話していた。
【】