第47回県中学校総合体育大会(県中学校体育連盟など主催、神奈川新聞社など後援)の水泳競技が15日、横浜国際プールで開幕した。
男女14種目の決勝などが行われ、女子400メートルメドレーリレーは西中原(原、木崎、尾上、河又)が4分31秒46で大会2連覇を達成。同種目の男子は高津(遠藤、内山、八木、平山)が4分18秒35で優勝した。
最終日は16日、同プールで男女16種目の決勝などを行う。
◆気迫の泳ぎで逆転
女子400メートルメドレーリレーは西中原が4分31秒46で2連覇。出遅れをものともせず、圧巻の逆転劇で頂点に立った。
第1泳者の原はトップと4秒以上差をつけられての3位。だが、昨年の全国中学大会(全中)をただ一人経験している木崎が首位と約1秒差に迫ると、「メンバーに入れてすごくうれしい」と張り切る1年生尾上が0秒47差に肉薄した。
ラストの3年生河又は「とにかく、絶対に負けたくない」と気迫の泳ぎを披露。前半50メートルでトップに立ち、そのまま逃げ切った。
優勝した7月の全中県予選のタイムを約1秒短縮してつかんだ栄冠。それでも4人は「昨年の記録を塗り替えるのが目標だから」と表情を緩めない。昨年の全中で、西中原は4分25秒18で3位入賞。いまだその記録は塗り替えられていないが、4人には「うるさいぐらいの元気では負けていない」という自信がある。
日ごろは別々のスイミングクラブに所属し、リレーの練習は県予選前の1度だけ。その分、無限の伸びしろがある。優勝を目指す大舞台まであと1週間。河又は「これから頑張って(昨年のチームに)近づきたい」と意気込んだ。
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