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県高総体:ソフト女子厚木商18度目V、1年生木原が強い気持ちで力投

スポーツ | 神奈川新聞 | 2013年6月16日(日) 00:34

全国高校総体3連覇を狙う女王・厚木商が苦しみながら3連覇。投手力不足に悩む宗方貞徳監督(50)の「強い心に懸けた」という思いに1年生投手が応え、大接戦をものにした。

リードは1点。「球に迫力があり制球もいい。何より負けないという強い気持ちがある」。緊迫感漂う六回1死一塁、指揮官は決断した。

本格的な投球練習は4月に始めたばかり。「もう少し楽な場面で投げさせたかった」のが指揮官の本音だが、エース本田は限界だった。

マウンドに上がった木原はふうっと深呼吸。緊張を振り払うと「何も考えず思い切っていこう」。両手を突き上げ、167センチの身体を目いっぱい使って直球を投げ込み、投手ライナーの併殺で切り抜けた。最後の打者を内野フライに打ち取ると、「うれしい。先輩と全国に行けて良かった」と満面の笑みを浮かべた。

広島・翠町中時代は、2年、3年で全国中学大会を連覇。向上心を燃やし、厳しい練習を承知の上で厚木商に飛び込んだ。厚木市内のシェアハウスで部員9人と共同生活を送り、白球に懸ける毎日だ。

15歳は、大一番で役割を果たしてなお「まだまだ中途半端。コントロールを磨き、チームの力になりたい」。自身3度目となる、全国の頂に視線を向けた。

◆湘南学院 女王と互角、未来に希望つなぐ一戦

夢はかなわなかったが、未来に希望をつなぐ一戦となった。前身の湘南女子時代の1991年以来、22年ぶりに県総体決勝に進んだ湘南学院が、女王と互角の戦いを繰り広げた。初回に3点先制されたが、五回に打者8人の猛攻で一気に逆転。だが六回に失策がからんで追い付かれ、スクイズで決勝点をもぎ取られた。

あと一歩で金星を逃したが、粘投の西村は「内角にいい球が行った。自信になった」と胸を張った。

チームを率いる同校卒業生の鈴木美加監督(40)は、躍進を果たした22年前の主砲で遊撃手。「自分たちは決勝で(川崎商に0-7と)大敗した。目標は全国出場だが、選手はよく頑張った。一人一人が役割を果たし、全員ソフトができていた」と30人の部員をたたえた。

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