Jリーグ・ナビスコ杯、きょう20日神奈川ダービーで開幕:川崎パトリック、ゴールで新しい風を
スポーツ | 神奈川新聞 | 2013年3月20日(水) 11:30
県勢のヤマザキナビスコ・カップ幕開けを告げる横浜Mと川崎の「神奈川ダービーマッチ」(ニッパ球・午後5時開始)。日本代表の横浜M・DF栗原勇蔵、川崎・MF中村憲剛が不在のなか、今季から加入した横浜M・DFファビオ、川崎・FWパトリックが公式戦初先発を飾りそうだ。両新戦力が、どんな化学反応をもたらすのか。チーム力が試される一戦となる。
ようやく、期待のストライカーが先発を飾る。
FWパトリック。16日の鳥栖戦では、途中出場ながら189センチの長身を生かしたヘディングで初得点を記録した。「やっと日本のサッカーのリズムをつかんできたよ」
宮崎キャンプから3トップの中央を任された。先発を見込まれていたが、簡単にボールを失う場面が多く、開幕戦から3試合連続でベンチスタート。だが、25歳のブラジル人は下を向かない。
「監督の要求に応えないと試合に出られない。常にあきらめないでプレーする」。川崎で2年目を過ごすレナトやジェシからも「1年間やっていると、いろんなことがある。我慢しないといけない」と諭されてきた。
周囲の支えもあって、出番を待った。「試合に出れば、毎回ゴールを決める自信はある」。今季初勝利へと導き、停滞するチームに新しい風を吹き込む。
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