1回目の計量で100グラムオーバーし、全裸で辛くもクリアした王者レベコに対し、黒田は余裕の一発パス。時折白い歯をのぞかせた26歳は「やるべきことはやってきた。過去最高の仕上がり。早くリングに上がりたい」とゴングが鳴るのを今や遅しと待つ。
下馬評は芳しくない。日本ライトフライ級王座を4度防衛しているが、直近の2回はいずれも引き分け。厳しい闘いとなるというのが大方の見方だが、それでも「周囲の評価は関係ない。挑戦者らしく初回からがんがん手を出し、絶対に勝つ」と強気な姿勢は決して崩さない。
過去の防衛戦に比べて「落ち着いている」という黒田。計量後は同じジムの仲間とホテル内のレストランでスパゲッティやわかめご飯、そばなどを食べ、「計量後のこの時間が一番楽しい」と笑った。
2階級制覇のチャンピオンに対し、「ベルト一つは頂く」と宣言した黒田。27日はチャレンジャーの夜になるか。
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