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横浜M、2トップ試行錯誤、J2群馬と練習試合

スポーツ | 神奈川新聞 | 2013年2月16日(土) 00:23

群馬との練習試合でシュートを放つFW藤田(中央)=マリノスタウン
群馬との練習試合でシュートを放つFW藤田(中央)=マリノスタウン

J1横浜Mは15日、横浜市西区のマリノスタウンでJ2群馬と練習試合を行い、2-1で勝利を収めた。

練習試合は45分ハーフで行われ、前半は主力組が出場し、これまでの1トップからマルキーニョス、新加入の藤田の2トップを試すなど新布陣で臨んだ。

前半11分にマルキーニョスが先制。MF熊谷、ルーキーのMF喜田らが出場した後半は序盤に1-1とされたが、40分にMF丁東浩がミドルシュートを決めた。

樋口監督は「2トップはあまり機能しなかったが、ネガティブになる必要はない。シーズン中はいろんな状況があり、ゲーム展開で(戦術を)合わせたい」と語った。

チームは16日、同所で明治大学との練習試合を予定している。

◆「良い選択肢」大黒柱のマルキ

「メンバーの組み合わせで、攻撃面をどこまで高められるか」。開幕まで約2週間。FW斎藤が右足首痛で別メニュー調整している影響もあり、樋口監督は新たな試みとして2トップの布陣を敷いた。

前線に並んだのは、昨季チーム得点王のマルキーニョスと、J2千葉で15点のFW藤田。だが、「足元よりも、できる限りスペースをつくるために裏を狙った」という藤田に肝心なパスが出てこない。前半20分には逆に、MF中村からの縦パスに触れることができなかった。

「2トップは悪くないけど、連係面でうまくいかなかった」と藤田。主力が出場した前半の得点は、マルキーニョスがパスカットから奪ったもの。連動した崩しはほぼ見られなかった。

ただ、大黒柱のマルキーニョスは「監督は新しいやり方をトライしている段階。良い選択肢だと思う」と前向きだ。中盤では不慣れな3ボランチを敷いたが、ボランチの中央に入ったDF富沢も「去年のベースにはあうんの呼吸がある。新しい選手の特長を引き出しながら融合していけば、相手の脅威になるはず」とポジティブに捉える。

「やったことがなかったから、これからだよ」と主将の中村。新たな攻撃のオプションを模索する日々が続く。

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