J1川崎は9日、J2に降格する神戸の元日本代表FW大久保嘉人(30)=170センチ、73キロ=を完全移籍で獲得したと発表した。期間は2月1日から2015年1月31日まで。
風間監督の就任2年目を迎える13年シーズンは初のリーグ制覇を掲げ、前線のタレント獲得を目指していた。大久保は昨季リーグ戦26試合で4得点だったが、クラブ側は足元の器用さやゴール前での得点嗅覚の鋭さなどを高く評価。チーム関係者は「点を取ることは才能。教えられるものではない」とプロ13年目を迎えるベテランストライカーに白羽の矢を立てた。
10年のワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の全4試合に先発し、16強入りに貢献。J1通算241試合89得点の点取り屋には、昨季リーグ6位の51点を大きく引き上げる起爆剤としての役割も期待される。神戸との契約は残っていたが、川崎入りを決断した大久保は「初めての関東への移籍なので、不安な点も多いですが、一日でも早くチームになじみ、勝利に貢献できるように頑張りたい」とコメントした。
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