アメリカンフットボールの県高校総体兼関東大会県予選は8日、白山高で開幕する。17校15チーム(合同チーム1)が参加し、上位3チームが5月27日から東京・アミノバイタルフィールドなどで行われる関東大会に出場する。
優勝争いは、春の県総体と秋の全国高校選手権県予選で6季連続優勝中の慶応と「打倒慶応」に燃える法政二の2強が中心になりそうだ。
4連覇が懸かる慶応は、パス、ランのバランスが取れた多彩な攻撃がことしも健在。1月の東西地区選抜対抗戦(ニューイヤーボウル)で優秀選手に輝いたRB中村がランプレーの要になる。パスプレーでは、捕球能力抜群のWR蜂須賀が中心を担う。QBは長身でパスのうまい3年の巽、ランもでき、バランスの取れた2年の小田を併用。ディフェンスは主将のDL佐藤、LB原らスピードのある選手がそろう。
法政二は、今季からOBを監督に迎え、ラン中心の攻撃で活路を開く。ニューイヤーボウルの神奈川選抜に7人を送り、個々の力は高い。小柄で機動力のあるQB鈴木が司令塔となり、スピードのあるRB伊藤が攻撃の軸となる。ライン陣はOL野口、山崎を中心にブロック力がある。ディフェンスは主将のLB高橋が柱で、DL井手は速い出足で相手を止める。
県新人戦ブロック決勝で慶応と引き分けた鎌倉や、法政二と接戦を演じた鎌倉学園は雪辱を期す。昨秋の全国高校選手権県予選ベスト4の横浜立野と横浜、大型ラインを擁する合同チームも面白い存在だ。
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