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川崎トップアスリート対談 前編
Bリーグ川崎・篠山竜青×女子バレーNEC・古賀紗理那

川崎ブレイブサンダース | 神奈川新聞 | 2020年5月18日(月) 05:00

 川崎が誇るトップアスリートは、この未曽有の事態にもひるまず、ポジティブに立ち向かっている。男子バスケットボールの川崎ブレイブサンダースで活躍する篠山竜青と、女子バレーボール・NECレッドロケッツの古賀紗理那。前編では東京五輪延期を受けた両選手の思いや不安、巣ごもり生活の日々について聞いた。


キャプテンとして日本代表を引っ張っている川崎・篠山=2019年8月、さいたまスーパーアリーナ(共同)
キャプテンとして日本代表を引っ張っている川崎・篠山=2019年8月、さいたまスーパーアリーナ(共同)

 -2人の接点は。

 篠山 古賀さんがとどろきアリーナでの試合を観戦してくださったことがあって、僕がミーハーなので試合後にロッカーで息子を抱いて写真を撮ってもらいました(笑)。

 古賀 覚えてます(笑)。

 篠山 自分はアリーナではまだ古賀さんの試合を見たことはないですが、代表戦はテレビで見ています。同じ球技で、チームスポーツ。すごく刺激をもらっています。

 -2019年はそれぞれワールドカップ(W杯)に出場したが、女子バレーは5位、男子バスケは5戦全敗と悔しい思いを持ち帰った。

 古賀 今回のW杯は他国が主力で挑んでなかったのに結果を残せなかった。反省ばかりでしたね。

 篠山 個人的には日本のバスケット界が13年ぶりに世界の舞台に立てたことで、選手や関係者を含めて、いろいろな気づきのあった大会になったと思います。W杯の話からそれますが、日本代表の(中田)監督は怖いですか。

 古賀 厳しいところはありますが、選手のことをしっかり見てくれている監督ですよ。

 -新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、待ち望んでいた東京五輪の1年の延期が決まった。

 篠山 男子バスケだけのことを言えば、アメリカのNBAに挑戦している八村塁をはじめ、本当に若くて勢いのある選手が多い。代表にとってはプラスになる1年だと思いますが、個人的にはいっぱい、いっぱい(笑)。若い選手に比べると、自分の成長や伸びしろは違いますし、危機感はある。ただ、やれることは限られている。2021年の夏に向けて、腹をくくってやっていくしかない。

 古賀 私は年が若い方なので、すみません(笑)。成長できるチャンスなのでプラスにできたらなと思っています。

 篠山 世界で戦ってきた古賀さんに僕が聞きたいのは、NECと代表戦の試合前のテンションは同じですか。緊張や不安などは変わりますか。

 古賀 日本代表はやっぱり周りの環境も違うのでチームにいるときよりも緊張しますね。代表の方が相手も背の高い選手がいるので切り替えをするようにしています。ちゃんと練習してきたという自負はあるので、不安というのはなくて、楽しみの方が大きいです。

 篠山 格好いいです。勉強になります。


東京五輪では日本代表のエースとして活躍が期待されるNEC・古賀=19年9月、横浜アリーナ(共同)
東京五輪では日本代表のエースとして活躍が期待されるNEC・古賀=19年9月、横浜アリーナ(共同)

 -アスリートも「巣ごもり生活」を強いられ、トレーニングの環境も整っていないと聞いている。それぞれの現状は。

 篠山 チームの体育館やトレーニング室が閉鎖しているので基本は家にいます。パーソナルトレーナーがいるので、オンラインでのリモートで自宅にいながら最低限のトレーニングをして、あとは家族と過ごしてます。

 古賀 自宅でトレーニングしたり、たまに外へ走りに行ったり、最低限のことをしています。

 -この機会に新たにはまっていることや、勧めたいものは。

 篠山 僕はコロナの影響で見始めたのは、リアリティー番組の「テラスハウス」かな。

 古賀 私は漫画の「鬼滅の刃」にはまっていて、それを読んでいます。

 篠山 みんな読んでますよね。そこまで人気が出ると「読むものか」と…。

 古賀 そうなんですね。私は韓国ドラマにも結構前からはまっていて、超面白いですよ。「トッケビ」はちょっと長いですけどお勧めです。

 篠山 テラスハウスのハワイ編がようやく見終わるので。他にお勧めがあれば教えてほしいかな。

○○○

 19日の後編では、新型コロナウイルスの影響で大会が中止され、競技に打ち込むことが困難になっている中高生へのエールと、新シーズンに向けた抱負やファンへのメッセージを聞いた。


 しのやま・りゅうせい 横浜市青葉区出身。市立旭中、福井・北陸高、日大を経て2011年に東芝ブレイブサンダース(現・川崎ブレイブサンダース)に入団。卓越したリーダーシップを誇る司令塔は日本代表でもキャプテンを担っている。178センチ、78キロ。31歳。

 こが・さりな 佐賀県出身。熊本・大津中、熊本信愛女学院高を経て、2015年にNECレッドロケッツに加入。高校2年生で全日本代表デビューを果たし、東京五輪ではエースとしても活躍が期待される。180センチ、66キロ。23歳。

 
 

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