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川崎、土壇場逆転負け Bリーグ

川崎ブレイブサンダース | 神奈川新聞 | 2017年11月12日(日) 02:00

【川崎-栃木】逆転負けを喫し、肩を落とす主将篠山(右)ら川崎の選手たち =トッケイセキュリティ平塚総合体育館
【川崎-栃木】逆転負けを喫し、肩を落とす主将篠山(右)ら川崎の選手たち =トッケイセキュリティ平塚総合体育館

【川崎-栃木】逆転負けを喫し、肩を落とす主将篠山(右)ら川崎の選手たち =トッケイセキュリティ平塚総合体育館
【川崎-栃木】逆転負けを喫し、肩を落とす主将篠山(右)ら川崎の選手たち =トッケイセキュリティ平塚総合体育館

 バスケットボール男子のBリーグは11日、船橋市総合体育館などで8試合が行われ、東地区2位の千葉が95-59で同地区1位のA東京に快勝し、10勝4敗とした。第1クオーターに富樫が15点を挙げるなどして先行、最後まで主導権を渡さなかった。A東京は連勝が9で止まり、12勝2敗となった。

 監督が交代した昨季王者の栃木は川崎に86-85で競り勝って5勝目(9敗)。川崎は9勝5敗となった。中地区トップの三河は新潟を84-80で退けて連勝を13に伸ばし、13勝1敗とした。名古屋Dは三遠に85-57で勝って5勝9敗、三遠は6勝8敗。西地区の琉球は94-62で西宮を下して9勝5敗とした。

CSの借り返せず


 85-83で迎えた残り1・1秒。相手が土壇場で放った3点シュートがリングに吸い込まれると、川崎の選手たちはただ、うなだれるしかなかった。直前のデービスのゴールで逃げ切るはずが、一瞬の隙を突かれた。

 あの時の借りを返せなかった。5月のチャンピオンシップ(CS)決勝。栃木にあと一歩で敗れ、初代王者の座を譲った。「意識はしていなかった」と主将篠山は言うが、超満員のブースターで真っ赤に染まった、絶好のリベンジの機会に勝ちどきを上げられなかった。

 今季はここまで14試合のうち9試合が3点差以内の接戦。北卓也監督(45)は「接戦をやりたくてやっているわけではない。昨年よりもディフェンス力が落ちているのは否めない」と話す。

 この日も前半で最大17点差をつけていたものの、後半にじりじりと点差を詰められた。キャプテンは「守備の連係が足りない。簡単な3点シュートを決められるなど、後半は集中を欠いていた」と反省しきりだ。

 日本代表候補の篠山、辻が代表合宿でチームを離れることが増え、連係面に不安を抱える。新加入のデービスが16得点、7リバウンドと柱になり奮起したのは光明か。「あと一歩、最後の詰めを改めないと勝ち抜けない」と辻。レギュラーシーズンはまだ序盤。この敗戦を有意義なものにしていくしかない。

田臥が勝利に貢献


 栃木の主将田臥は最終クオーターに同点シュートを決めるなど、チームトップの15得点で勝利に貢献。「自分がどうこうではなく、チームの勝ちのために一番シンプルな選択をした結果」と涼しい顔で語った。

 横浜市立大道中出身の元NBAプレーヤーは川崎について、「得点力はものすごい。ベンチを含め誰が出ても点が取れる」とたたえる。チームは東地区最下位と苦戦を強いられている。37歳のレジェンドは「一戦一戦集中して、もっと成長していかないといけない」と気を引き締めた。

 
 

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