国内2リーグが統合され、昨年9月に開幕したバスケットボール男子のBリーグは、27日のチャンピオンシップ(CS)決勝と28日の入れ替え戦で初年度の全日程を終えた。県勢2チームが優勝、残留争いの双方に絡むなど、最後まで盛り上がりを見せた1年目のBリーグを振り返る。
リーグ最高勝率8割1分7厘で27日のCS決勝に挑んだ川崎は、横浜市出身の元NBA・田臥擁する栃木に惜敗。準優勝に終わったが、1万人を超える大観衆の前で最後まで激闘を演じた。
川崎の今季レギュラーシーズンの平均入場者数は2449人。1部参入チームでは最低だったナショナルリーグ(NBL)時代の1005人から2倍以上に伸ばした。選手自ら駅前でチラシを配り、市内の小学校を訪問してバスケ教室を開くなど、地域に根ざした活動でファン層を広げた。
主将の篠山は