プロバスケットボール男子、bjリーグの横浜ビー・コルセアーズを運営する「横浜スポーツエンタテインメント社」(YSE)が、同社の株主を一般公募することが27日分かった。経営の立て直しと、開かれた球団づくりが狙いで、調達した資金は選手補強などに充てる。
YSEの株式は現在、同社代表取締役が100%(1680株)保有しているが、いったん同社に無償譲渡する。うち51%はスポーツクラブなどを運営する「バディ企画研究所」(東京都世田谷区)に譲渡し、代わりに同研究所から融資を受ける。残る49%(823株)の株主を1株5万円で一般公募する。
横浜の今季ホーム1試合の観客動員は約1200人。昨季より約150人増えたが、目標の約4割で、球団の収入も目標額(約1億5千万円)の約4割にとどまった。7月からは、球団経営を広告代理店の大手広告通信社(本社・東京都千代田区)に全面委託することが決まっている。
同社スポーツマーケティング室長で、横浜のエグゼクティブプロデューサーを務める岡本尚博氏は「一般公募により、広く市民の方々に参加していただける。名実ともに変貌を遂げる第一歩にしたい」と話した。
株主公募は7月1日から。詳細は同日に横浜ビー・コルセアーズホームページに掲載する。
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