他にはない神奈川のニュースを!神奈川新聞 カナロコ

  1. ホーム
  2. スポーツ
  3. バスケットボール
  4. 横浜ビー・コルセアーズ
  5. bjリーグ横浜運営委託へ 地域根ざした活動を/神奈川

bjリーグ横浜運営委託へ 地域根ざした活動を/神奈川

横浜ビー・コルセアーズ | 神奈川新聞 | 2013年5月27日(月) 23:58

約600人のファンが詰め掛け、選手らとリーグ制覇の喜びを分かち合った祝勝会=5月25日、横浜市西区のホテル
約600人のファンが詰め掛け、選手らとリーグ制覇の喜びを分かち合った祝勝会=5月25日、横浜市西区のホテル

8年目のシーズンを終えたプロバスケットボールbjリーグの球団経営は、特に都市部で苦戦が続いている。参入1年目で3位に食い込み、2年目の今季にリーグ制覇を果たした横浜も例外ではなく、状況打開のためリーグ全体の広報・宣伝を担うプロ集団に運営を委ねることになった。

5月10日、横浜文化体育館で行われた富山との地区準決勝。大一番に集まった観客は1648人で、同じ時間帯に近くの横浜スタジアムで2万5千人超を集めたプロ野球・横浜DeNA-巨人の約6%。しかも約3割はおそろいの赤いTシャツを着込んだ富山ファンで、温度差の違いを印象付けた。

今季は21チームのうち沖縄や新潟など4チームがホーム1試合平均2千人以上を集める一方、東京など3チームが千人以下(2月現在)。横浜は約1200人で、大手広告通信社の関係者は「このままでは、来季参戦停止の危険性もあった」と明かす。

球団発足当初から運営は横浜スポーツエンタテインメント社が担ってきたが、リーグ関係者は「人手不足もあり、地域に根ざすための活動が不十分だった」と指摘する。それだけに、bjリーグの岡本尚博チーフプロデュ-サーは「会場から30~40分圏内の人をしっかり取り込めば、2、3千人は集められる」と悲観していない。

横浜のメーン会場は、横浜国際プール(横浜市都筑区)、横浜文化体育館(同市中区)、平塚総合体育館(平塚市)の3カ所。周辺の商店街のイベント配布物にチームロゴを入れてもらったり、試合前に地元の小学生や障害者の大会を実施したりと、地域密着を図るさまざまなプランが動きだしている。併せて会場使用料や会場設営費などの経費も見直すことで、収支改善を図る方針だ。来季は、初優勝したことによる人気アップも期待できる。

岡本プロデューサーは「都市部であることにこだわり過ぎない方がいいと思っている。これまで(ソーシャル・ネットワーキング・サービスの活用など)マクロ的な取り組みをしてきたが、今後はミクロの活動を大事に積み重ねる。頭を切り換える」。泥くさく、足で稼いで地域密着を進める考えだ。

【】

 
 

横浜ビー・コルセアーズに関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

バスケットボールに関するその他のニュース

アクセスランキング