バスケbjリーグ:横浜ビー・コルセアーズ、きょう10日ホーム開幕戦/神奈川
横浜ビー・コルセアーズ | 神奈川新聞 | 2012年11月9日(金) 23:58

バスケットボールのbjリーグの横浜ビー・コルセアーズは10日、座間市のスカイアリーナ座間でホーム開幕戦を迎える。リーグ開幕から1カ月、待ちに待った地元でのプレーにチームの士気は高まっている。
リーグ参入2年目の今季、横浜は東地区で4勝2敗の3位(9日現在)と、まずまずのスタートを切った。多彩なディフェンスシステムを駆使する守備力で、昨季は1年目でプレーオフ3位に入った。今季開幕前の台湾遠征などを通じ、ゲーリーヘッドコーチ(HC)は「選手たちはコーチの考え方を理解している。進歩している」と断言する。
一方で指揮官は「いま不安なのはリバウンド」とも。今季、バーレルやマクファーランドら高身長の選手が移籍で抜け、ゴール下は昨季に比べてやや迫力に欠ける。
昨季のリバウンドは1試合平均で47・86本だったが、6試合を消化した同平均は現在35・7本。特にディフェンスリバウンドを奪えねば、波状攻撃を受けかねない。
練習からリバウンドへの意識は高い。自分がマークにつく相手を固定せず、素早く落下点に入って体を寄せる「ボックスアウト」のメニューを繰り返した。身長の低いガード選手も例外なく激戦区に参加。シューティングガードの主将蒲谷は「僕たちも参加して5、6本取れば楽になる」とチームプレーを強調する。
攻撃面も試行錯誤。高さを欠くことで、テンポアップした速攻と外角の3点シュートがより重要度を増す。新加入のケネディ、ビュートラックにパプを加えた「センター陣は走れる。そこが頑張ってくれるから外が空いて(シューターに)気持ちよく打ってもらえる」とポイントガード山田はうなずく。
シーズン終盤を見据え、緻密にチームを構築するゲーリーHCの教えに全幅の信頼を寄せ、培った堅守を土台に新たなチーム像を描くコルセアーズ。蒲谷は「間近で見てもらえば一番伝わる。ぜひ、見に来てほしい」。
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